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REFORM LABO 1 分の読み

今回は常連のとてもお洒落なお客様から、本切羽仕上げのオーダーを頂きましたのでジャケットやコートのお袖口に本切羽(ホンセッパ)を入れるお直しのご紹介させて頂きます。

まず、本切羽と飾り切羽についてご説明させて頂きますね。
ジャケットのお袖口を見るとボタンが付いていて、そこにボタンホールのように穴は開いていないけれど、飾りでボタンホールのようにしてある刺繍を見た事がありませんか?
この刺繍が飾り切羽(セッパ)と呼ばれています。
↓飾り切羽のお写真です。

そして、飾りではなくボタンホールがお袖口に付いていて、お袖口をボタンで開け閉め出来るお仕立てのものが本切羽になります。

ボタンホールを付けますと、お袖口でお袖丈の調整をする事は困難になりますので、量産されるジャケットではボタンだけ付けてあるか、解いて入れ直す事が出来る飾り切羽を入れる物が大半かと思います。
本切羽仕上げは自分の体にフィットしたジャケットを仕立てた証、と言っても良いのかもしれませんね。

そして、今回お直しさせて頂いたお洒落なお客様のお洒落なコートがこちらです♪

実はこのコート、元々は飾り切羽仕上げでした!
お直し前のお写真を撮りそびれてしまったので見比べて頂けないのですが、1番上の色を変えて入れてある、お洒落度の高い飾り切羽が入っていました。
それをお袖丈は変えずに本切羽仕上げに作り直すこだわりのお直しです。

本切羽にする為には袖口の作りも、開き見せでは無く本開き仕立てでなければ出来ません。
こちらのコートは元々飾り切羽が付いていましたが、本開き仕立てだった為本切羽仕上げにする事が出来ました♪

今回のお直し代は袖口本開き 7000円(税別)でした。
サイズ直しだけでなく、オリジナルにカスタマイズするのも装いの楽しみですよね♪
お客様のご希望を叶えるお手伝いが出来ると幸いです♪

**追記**
後日、お客様のご来店の際にジャケットを着用したお写真を撮らせて頂きました。

いつも楽しくお話してくださり、またファッションへのこだわりも強くお直しをさせて頂くのも毎回とっても楽しみにさせて頂いております。
いつも当店をご利用いただき、またブログの掲載もご了承いただきありがとうございます♪

また、いつでもご相談にいらしてくださいね。